アンインストール手順

このページでは、 Fess を完全にアンインストールする手順について説明します。

警告

アンインストール前の重要な注意事項

  • アンインストールすると、すべてのデータが削除されます

  • 重要なデータがある場合は、必ずバックアップを取得してください

  • バックアップ手順については アップグレード手順 を参照してください

アンインストール前の準備

バックアップの取得

必要なデータをバックアップしてください:

  1. 設定データ

    管理画面の「システム」→「バックアップ」からダウンロードします。 この操作で、各種設定(クロール設定を含む)や検索ログなどをまとめてエクスポートできます。

  2. カスタマイズした設定ファイル

    TAR.GZ/ZIP 版:

    $ cp -r /path/to/fess/app/WEB-INF/conf /backup/
    $ cp -r /path/to/fess/app/WEB-INF/classes /backup/
    

    RPM/DEB 版:

    $ sudo cp -r /etc/fess /backup/
    

注釈

Fess のインデックスや設定の大部分は OpenSearch に保存されます。 インデックスデータをバックアップする場合は、OpenSearch のスナップショット機能を使用します。 詳細な手順は アップグレード手順 を参照してください。

サービスの停止

アンインストール前に、すべてのサービスを停止します。

TAR.GZ/ZIP 版:

$ ps aux | grep -E 'fess|opensearch'
$ kill <fess_pid>
$ kill <opensearch_pid>

RPM/DEB 版:

$ sudo systemctl stop fess.service
$ sudo systemctl stop opensearch.service

Docker 版:

$ docker compose -f compose.yaml -f compose-opensearch3.yaml down

TAR.GZ/ZIP 版のアンインストール

ステップ 1: Fess の削除

インストールディレクトリを削除します:

$ rm -rf /path/to/fess-15.7.0

ステップ 2: OpenSearch の削除

OpenSearch のインストールディレクトリを削除します:

$ rm -rf /path/to/opensearch-3.7.0

ステップ 3: データディレクトリの削除(オプション)

Fess のインデックスデータは OpenSearch に保存されます。 デフォルトでは OpenSearch のインストールディレクトリ内(opensearch-3.7.0/data など)に保存されますが、 path.data で別の場所を指定している場合は、そのディレクトリも削除してください:

$ rm -rf /path/to/data

ステップ 4: ログディレクトリの削除(オプション)

ログファイルを削除します:

$ rm -rf /path/to/fess-15.7.0/logs
$ rm -rf /path/to/opensearch-3.7.0/logs

RPM 版のアンインストール

ステップ 1: Fess のアンインストール

RPM パッケージをアンインストールします:

$ sudo rpm -e fess

注釈

Fess パッケージのアンインストール時には、パッケージの削除スクリプトによって fess サービスの停止・無効化と、fess ユーザーおよびグループの削除が自動的に実行されます。 以降のステップは、これらが確実に削除されたことを確認するため、または データや設定ファイルを手動で削除するために実施します。

ステップ 2: OpenSearch のアンインストール

$ sudo rpm -e opensearch

ステップ 3: サービスの無効化の確認

通常はパッケージ削除時にサービスが無効化されますが、念のため確認・無効化する場合は以下を実行します。

systemd の場合:

$ sudo systemctl disable fess.service
$ sudo systemctl disable opensearch.service
$ sudo systemctl daemon-reload

古い SysV init(chkconfig)環境の場合:

$ sudo /sbin/chkconfig --del fess
$ sudo /sbin/chkconfig --del opensearch

ステップ 4: データディレクトリの削除

警告

この操作を実行すると、すべてのインデックスデータが完全に削除されます。

データディレクトリはパッケージのアンインストールでは削除されないため、手動で削除します:

$ sudo rm -rf /var/lib/fess
$ sudo rm -rf /var/lib/opensearch

ステップ 5: 設定ファイルの削除

設定ファイルと環境設定ファイルを削除します:

$ sudo rm -rf /etc/fess
$ sudo rm -rf /etc/sysconfig/fess
$ sudo rm -rf /etc/opensearch

注釈

RPM では /etc/fess 内の設定ファイルが .rpmsave という名前で残る場合があります。 完全に削除するには、上記のように手動で削除してください。

ステップ 6: ログファイルの削除

$ sudo rm -rf /var/log/fess
$ sudo rm -rf /var/log/opensearch

ステップ 7: 一時ディレクトリの削除(オプション)

$ sudo rm -rf /var/tmp/fess

ステップ 8: ユーザーとグループの削除(オプション)

通常はパッケージ削除時に fess ユーザー・グループは削除されます。 残っている場合や、OpenSearch 用のユーザー・グループを削除する場合は、以下を実行します:

$ sudo userdel fess
$ sudo groupdel fess
$ sudo userdel opensearch
$ sudo groupdel opensearch

DEB 版のアンインストール

ステップ 1: Fess のアンインストール

DEB パッケージをアンインストールします:

$ sudo dpkg -r fess

設定ファイルや環境設定ファイルも含めて完全に削除する場合は、purge を使用します:

$ sudo dpkg -P fess

注釈

dpkg -r``(remove)では、設定ファイル(conffile)である ``/etc/default/fess などは残ります。 dpkg -P``(purge)を使用すると、これらの設定ファイルと ``fess ユーザー・グループも削除されます。

ステップ 2: OpenSearch のアンインストール

$ sudo dpkg -r opensearch

または、設定ファイルも含めて削除:

$ sudo dpkg -P opensearch

ステップ 3: サービスの無効化の確認

通常はパッケージ削除時にサービスが無効化されます。念のため確認・無効化する場合は以下を実行します:

$ sudo systemctl disable fess.service
$ sudo systemctl disable opensearch.service
$ sudo systemctl daemon-reload

ステップ 4: データディレクトリの削除

警告

この操作を実行すると、すべてのインデックスデータが完全に削除されます。

$ sudo rm -rf /var/lib/fess
$ sudo rm -rf /var/lib/opensearch

ステップ 5: 設定ファイルの削除(dpkg -P を使用しなかった場合)

$ sudo rm -rf /etc/fess
$ sudo rm -rf /etc/default/fess
$ sudo rm -rf /etc/opensearch

ステップ 6: ログファイルの削除

$ sudo rm -rf /var/log/fess
$ sudo rm -rf /var/log/opensearch

ステップ 7: ユーザーとグループの削除(オプション)

dpkg -P を使用しなかった場合、fess ユーザー・グループが残ります。 削除する場合は以下を実行します:

$ sudo userdel fess
$ sudo groupdel fess
$ sudo userdel opensearch
$ sudo groupdel opensearch

Docker 版のアンインストール

ステップ 1: コンテナとネットワークの削除

コンテナ、および Docker Compose が作成したネットワーク(search_net)を削除します:

$ docker compose -f compose.yaml -f compose-opensearch3.yaml down

ステップ 2: ボリュームの削除

警告

この操作を実行すると、すべてのデータが完全に削除されます。

Fess のデータ(インデックスや辞書など)は OpenSearch のボリュームに保存されます。 まず、ボリューム一覧を確認します:

$ docker volume ls

OpenSearch 関連のボリュームを削除します:

$ docker volume rm <project>_search01_data
$ docker volume rm <project>_search01_dictionary

注釈

ボリューム名には、Docker Compose のプロジェクト名(通常は Compose ファイルを配置した ディレクトリ名)が接頭辞として付きます。docker volume ls で実際の名前を確認してください。

コンテナとボリュームを一括で削除する場合は、down-v オプションを付けます:

$ docker compose -f compose.yaml -f compose-opensearch3.yaml down -v

ステップ 3: イメージの削除(オプション)

Docker イメージを削除してディスクスペースを解放する場合:

$ docker images | grep fess
$ docker rmi ghcr.io/codelibs/fess:15.7.0
$ docker rmi ghcr.io/codelibs/fess-opensearch:3.7.0

ステップ 4: Compose ファイルの削除

$ rm compose.yaml compose-opensearch3.yaml

アンインストールの確認

すべてのコンポーネントが削除されたことを確認します。

プロセスの確認

$ ps aux | grep fess
$ ps aux | grep opensearch

何も表示されなければ、プロセスは停止しています。

ポートの確認

$ sudo netstat -tuln | grep 8080
$ sudo netstat -tuln | grep 9200

ポートが使用されていないことを確認します。

ファイルの確認

TAR.GZ/ZIP 版:

$ ls /path/to/fess-15.7.0  # ディレクトリが存在しないことを確認

RPM/DEB 版:

$ ls /var/lib/fess  # ディレクトリが存在しないことを確認
$ ls /etc/fess      # ディレクトリが存在しないことを確認

Docker 版:

$ docker ps -a | grep -E 'fess01|search01'  # コンテナが存在しないことを確認
$ docker volume ls | grep search01           # ボリュームが存在しないことを確認

パッケージの確認

RPM 版:

$ rpm -qa | grep fess
$ rpm -qa | grep opensearch

DEB 版:

$ dpkg -l | grep fess
$ dpkg -l | grep opensearch

何も表示されなければ、パッケージは削除されています。

部分的なアンインストール

Fess のみを削除して OpenSearch を残す

OpenSearch を他のアプリケーションでも使用している場合、Fess のみを削除できます。

  1. Fess を停止

  2. Fess のパッケージまたはディレクトリを削除

  3. Fess のデータディレクトリを削除(/var/lib/fess など)

  4. OpenSearch 内に作成された Fess のインデックス(fess.*.fess_* など)を削除

  5. OpenSearch は削除しない

OpenSearch のみを削除して Fess を残す

警告

OpenSearch を削除すると、Fess は動作しなくなります。 別の OpenSearch クラスターに接続するように設定を変更してください。

  1. OpenSearch を停止

  2. OpenSearch のパッケージまたはディレクトリを削除

  3. OpenSearch のデータディレクトリを削除(/var/lib/opensearch など)

  4. Fess の設定を更新して、別の OpenSearch クラスターを指定

トラブルシューティング

パッケージが削除できない

症状:

rpm -e または dpkg -r でエラーが発生する。

解決方法:

  1. サービスが停止していることを確認:

    $ sudo systemctl stop fess.service
    
  2. 依存関係を確認:

    $ rpm -qa | grep fess
    $ dpkg -l | grep fess
    
  3. 強制削除(最終手段):

    $ sudo rpm -e --nodeps fess
    $ sudo dpkg -r --force-all fess
    

ディレクトリが削除できない

症状:

rm -rf でディレクトリが削除できない。

解決方法:

  1. 権限を確認:

    $ ls -ld /path/to/directory
    
  2. sudo で削除:

    $ sudo rm -rf /path/to/directory
    
  3. プロセスがファイルを使用していないか確認:

    $ sudo lsof | grep /path/to/directory
    

再インストールの準備

アンインストール後に再インストールする場合は、以下を確認してください:

  1. すべてのプロセスが停止していること

  2. すべてのファイルとディレクトリが削除されていること

  3. ポート 8080 および 9200 が使用されていないこと

  4. 以前の設定ファイルが残っていないこと

再インストール手順については、インストール方法の選択 を参照してください。

次のステップ

アンインストールが完了したら: