概要
Fess ではデータベースもクロール対象とすることができます。ここでは、そのために必要なデータストアの設定について説明します。
設定方法
表示方法
管理者アカウントでログイン後、メニューのデータストアをクリックします。
例として、以下のようなテーブルが MySQL の testdb というデータベースにあり、ユーザ名 hoge 、パスワード fuga で接続することができるとして、説明を行います。
CREATE TABLE doc (
id BIGINT NOT NULL AUTO_INCREMENT,
title VARCHAR(100) NOT NULL,
content VARCHAR(255) NOT NULL,
latitude VARCHAR(20),
longitude VARCHAR(20),
versionNo INTEGER NOT NULL,
PRIMARY KEY (id)
);
ここでは、データは以下のようなものを入れておきます.
INSERT INTO doc (title, content, latitude, longitude, versionNo) VALUES ('タイトル 1', 'コンテンツ 1 です.', '37.77493', ' -122.419416', 1);
INSERT INTO doc (title, content, latitude, longitude, versionNo) VALUES ('タイトル 2', 'コンテンツ 2 です.', '34.701909', '135.494977', 1);
INSERT INTO doc (title, content, latitude, longitude, versionNo) VALUES ('タイトル 3', 'コンテンツ 3 です.', '-33.868901', '151.207091', 1);
INSERT INTO doc (title, content, latitude, longitude, versionNo) VALUES ('タイトル 4', 'コンテンツ 4 です.', '51.500152', '-0.126236', 1);
INSERT INTO doc (title, content, latitude, longitude, versionNo) VALUES ('タイトル 5', 'コンテンツ 5 です.', '35.681382', '139.766084', 1);
設定項目
パラメータ
パラメータの設定例は以下のようになります。
driver=com.mysql.jdbc.Driver
url=jdbc:mysql://localhost:3306/testdb?useUnicode=true&characterEncoding=UTF-8
username=hoge
password=fuga
sql=select * from doc
パラメータは「キー=値」形式となっています。キーの説明は以下です。
driver | ドライバクラス名 |
url | URL |
username | DBに接続する際のユーザ名 |
password | DBに接続する際のパスワード |
sql | クロール対象を得るための SQL 文 |
Table: DB用設定パラメータ例
スクリプト
スクリプトの設定例は以下のようになります。
url="http://localhost/" + id
host="localhost"
site="localhost"
title=title
content=content
cache=content
digest=content
anchor=
contentLength=content.length()
lastModified=content.length()
location=latitude + "," + longitude
latitude_s=latitude
longitude_s=longitude
パラメータは「キー=値」形式になっています。キーの説明は以下です。
値の側は、OGNL で記述します。文字列はダブルクォーテーションで閉じてください。データベースのカラム名でアクセスすれば、その値になります。
url | URL(検索結果に表示されるリンク) |
host | ホスト名 |
site | サイトパス |
title | タイトル |
content | コンテンツ(インデックス対象文字列) |
cache | コンテンツのキャッシュ(インデックス対象ではない) |
digest | 検索結果に表示されるダイジェスト部分 |
anchor | コンテンツに含まれるリンク(普通は指定する必要はありません) |
contentLength | コンテンツの長さ |
lastModified | コンテンツの最終更新日 |
Table: スクリプトの設定内容
ドライバ
データベースに接続する際にはドライバが必要となります。webapps/fess/WEB-INF/cmd/lib に jar ファイルを置いてください。
表示パラメータ
検索結果に latitude_s のような項目値を表示する場合は webapps/fess/WEB-INF/classes/app.dicon に以下のように設定してください。 追加後は searchResults.jsp などで ${doc.latitude_s} とすることで表示されます。
<component name="queryHelper" class="jp.sf.fess.helper.impl.QueryHelperImpl">
<property name="responseFields">new String[]{"id", "score", "boost",
"contentLength", "host", "site", "lastModified", "mimetype",
"tstamp", "title", "digest", "url", "latitude_s","longitude_s" }</property>
</component>