このページでは、Linux 環境への Fess のインストール手順を説明します。 TAR.GZ、RPM、DEB の各パッケージ形式に対応しています。
警告
本番環境では、組み込み OpenSearch での稼働は推奨しません。 必ず外部の OpenSearch サーバーを構築してください。
前提条件
システム要件 に記載されているシステム要件を満たしていること
Java 21 がインストールされていること
OpenSearch 3.4.0 を利用可能な状態にすること(または新規インストール)
インストール方法の選択
Linux 環境では、以下のインストール方法から選択できます:
| 方式 | 推奨環境 | 特徴 |
|---|---|---|
| TAR.GZ | 開発環境、カスタマイズが必要な環境 | 任意のディレクトリに展開可能 |
| RPM | RHEL、CentOS、Fedora 系 | systemd によるサービス管理が可能 |
| DEB | Debian、Ubuntu 系 | systemd によるサービス管理が可能 |
TAR.GZ 版でのインストール
ステップ 1: OpenSearch のインストール
OpenSearch のダウンロード
Download OpenSearch から TAR.GZ 版をダウンロードします。
注釈
この例では OpenSearch 3.4.0 を使用しています。 バージョンは Fess の対応バージョンを確認してください。
OpenSearch プラグインのインストール
Fess が必要とするプラグインをインストールします。
重要
プラグインのバージョンは OpenSearch のバージョンと一致させる必要があります。 上記の例では、すべて 3.4.0 を指定しています。
OpenSearch の設定
config/opensearch.ymlに以下の設定を追加します。警告
セキュリティに関する重要な注意
plugins.security.disabled: trueは、開発環境やテスト環境でのみ使用してください。 本番環境では、OpenSearch のセキュリティプラグインを有効にし、適切な認証・認可設定を行ってください。 詳細は セキュリティ設定 を参照してください。Tip
クラスター名やネットワーク設定など、その他の設定は環境に応じて調整してください。 設定例:
ステップ 2: Fess のインストール
Fess のダウンロードと展開
ダウンロードサイト から TAR.GZ 版をダウンロードします。
Fess の設定
bin/fess.in.shを編集し、OpenSearch への接続情報を設定します。以下の設定を追加または変更します:
注釈
OpenSearch を別のホストで実行している場合は、
SEARCH_ENGINE_HTTP_URLを適切なホスト名または IP アドレスに変更してください。 例:SEARCH_ENGINE_HTTP_URL=http://192.168.1.100:9200インストールの確認
設定ファイルが正しく編集されたことを確認します:
ステップ 3: 起動
起動手順については、起動、停止、初期設定 を参照してください。
RPM 版でのインストール
RPM 版は、Red Hat Enterprise Linux、CentOS、Fedora などの RPM ベースの Linux ディストリビューションで使用します。
ステップ 1: OpenSearch のインストール
OpenSearch RPM のダウンロードとインストール
Download OpenSearch から RPM パッケージをダウンロードしてインストールします。
または、リポジトリを追加してインストールすることもできます。 詳細は Installing OpenSearch を参照してください。
OpenSearch プラグインのインストール
OpenSearch の設定
/etc/opensearch/opensearch.ymlに以下の設定を追加します。追加する設定:
警告
本番環境では
plugins.security.disabled: trueを使用しないでください。 セキュリティ設定 を参照して、適切なセキュリティ設定を行ってください。
ステップ 2: Fess のインストール
ステップ 3: 起動
起動手順については、起動、停止、初期設定 を参照してください。
DEB 版でのインストール
DEB 版は、Debian、Ubuntu などの DEB ベースの Linux ディストリビューションで使用します。
ステップ 1: OpenSearch のインストール
OpenSearch DEB のダウンロードとインストール
Download OpenSearch から DEB パッケージをダウンロードしてインストールします。
または、リポジトリを追加してインストールすることもできます。 詳細は Installing OpenSearch を参照してください。
OpenSearch プラグインのインストール
OpenSearch の設定
/etc/opensearch/opensearch.ymlに以下の設定を追加します。追加する設定:
警告
本番環境では
plugins.security.disabled: trueを使用しないでください。 セキュリティ設定 を参照して、適切なセキュリティ設定を行ってください。
ステップ 2: Fess のインストール
Fess DEB のインストール
ダウンロードサイト から DEB パッケージをダウンロードしてインストールします。
Fess の設定
/usr/share/fess/bin/fess.in.shを編集します。以下の設定を追加または変更します:
サービスの登録
systemd を使用してサービスを有効化します:
ステップ 3: 起動
起動手順については、起動、停止、初期設定 を参照してください。
インストール後の確認
インストールが完了したら、以下を確認してください:
設定ファイルの確認
OpenSearch の設定ファイル(opensearch.yml)
Fess の設定ファイル(fess.in.sh)
ディレクトリのパーミッション
設定で指定したディレクトリが存在し、適切な権限が設定されていることを確認します。
TAR.GZ 版の場合:
RPM/DEB 版の場合:
Java のバージョン確認
Java 21 以降がインストールされていることを確認します。
次のステップ
インストールが完了したら、以下のドキュメントを参照してください:
起動、停止、初期設定 - Fess の起動と初回セットアップ
セキュリティ設定 - 本番環境でのセキュリティ設定
トラブルシューティング - トラブルシューティング
よくある質問
Q: OpenSearch のバージョンは他のバージョンでも動作しますか?
A: Fess は特定のバージョンの OpenSearch に依存しています。 プラグインの互換性を確保するため、推奨されるバージョン(3.4.0)を使用することを強く推奨します。 他のバージョンを使用する場合は、プラグインのバージョンも適切に調整する必要があります。
Q: 複数の Fess インスタンスで同じ OpenSearch を共有できますか?
A: 可能ですが、推奨されません。各 Fess インスタンスには専用の OpenSearch クラスターを用意することを推奨します。 複数の Fess インスタンスで OpenSearch を共有する場合は、インデックス名の衝突に注意してください。
Q: OpenSearch をクラスター構成にする方法は?
A: OpenSearch の公式ドキュメント Cluster formation を参照してください。 クラスター構成にする場合は、discovery.type: single-node の設定を削除し、適切なクラスター設定を追加する必要があります。