検索ログの可視化について
Fess ではユーザーの検索ログおよびクリックログを取得しています。 取得した検索ログを Kibanaを用いて、データ解析・可視化することができます。 デフォルトの設定では、
検索結果表示にかかる平均の時間
秒あたりの検索回数
アクセスユーザーの User Agent ランキング
検索語のランキング
検索結果が0件の検索語ランキング
検索結果の合計数
を可視化することができます。 Visualizeから新たなグラフを作成してDashboardに追加することで、独自のモニタを構築できます。
Kibana 5 によるデータ可視化の設定
Kibana 5 インストール
https://www.elastic.co/downloads/kibana に従い、Kibana 5をインストールします。 Kibana に Fess で用いる Elasticsearch を認識させるため、 Kibanaのディレクトリ/config/kibana.yml の elasticsearch.url を以下のように編集します。
elasticsearch.url: "http://localhost:9201"
localhost は環境に合わせて設定してください。
詳細な設定
Fess を起動した状態でKibanaを起動し、http://localhost:5601 にアクセスします。
Kibana のホーム画面が表示されるので、まずは可視化対象のインデックスを指定します。 Index name or pattern のパターンに fess_log と入力し、Time-field name で requestedAt を選択して、Create ボタンを押下します。 次に、デフォルトの設定をインポートします。 画面上部から Settings、その後 Objects を選択します。 ここで Import ボタンを押下すると、ファイルを選択するウィンドウが表示されるので src/main/assemblies/extension/kibana/fess_log.json を選択し、インポートします。
そして、 Dashboardでグラフを表示します。 画面上部より Dashboard を選択した後、画面右上部 Load Saved Dashboard を押下して、fess_logを選択します。 必要であれば、右上部からデータを適用する期間を指定できます。
このとき、時間の基準が Browser になっていると、正確なログデータが表示できない場合があります。 そのようなときは、タイムゾーンを設定することで正しく表示できる場合があります。 上部より Settings, その後 Advanced を選択します。その中で dateFormat:tz という項目を編集します。 Actions の列のボタンを押下し、 dateFormat:tz を UTC に変更し、再度データを適用する期間を指定してください。